Real estate

高く売る為に

首都圏の土地相場はオリンピックの招致決定により、2020年に向けて上昇傾向にあります。オリンピック会場となる都内の都心部や城南地区は大きく値を上げており、23区内は他のエリアも含めて、緩やかに上昇傾向が続いています。大きく上昇しているエリア地価が平均して前年比で5%以上値上がりしています。元々地価の高い地域ですので、金額に換算すればかなりの値上がり幅となっています。それ以外の地域では概ね1〜2%程度に留まってはいますが、それでも地価の平均値は23のすべての区で前年比で値上がりしています。23区内がオリンピックが終わったからと言って簡単に値を下げると考えるような具体的な材料はありません。ですから、土地購入を考えるのであれば、少しでも早い段階で購入した方がベター、という環境にあります。

一方で、近年の都内の住宅用の土地は住所さえよければ良い値段で売れるというものではなく、条件が整っている物件は周辺の地価相場以上でも売れるし、逆に条件面で見劣りすれば平均相場より大幅に値下がりした価格でも売れないという2極化が進んでいます。その結果、欠点を抱えている土地はネット上でいつまでも売れ残っている、というケースが多くあります。裏を返せば、土地を新たに購入した上で、建築コストの高くつく注文住宅で家を建てる人はそれだけ限られた人しかいないという事であり、そういった限られた人は、土地の条件を妥協してまで安く土地を購入するという発想はないと言えます。従って、土地を売る側にとってみれば、条件が見劣りすると思われるような土地であれば、どのくらい長い期間売りに出すことができるのか、そしていくらまでなら妥協できるのかを整理した上で、売り出し価格を含めた販売計画を立てておくことが重要です。